防空壕の構造
第二次世界大戦中を中心に述べれば、防空壕は爆風、爆弾破片、爆風によって飛散、飛来する土砂、石礫などによる危害を避ける、あくまでも待避設備であり、応急的であり、命中弾を受けた場合の安全性はかならずしも保証されない。上空に敵機の飛来を受けつつある間のみの待避場所であり、敵機の離去とともに防空活動を再開続行するべきであるから、普通、敷地内の庭、空地などに設けられる。理想的な立地条件についていえば、煉瓦建造物、煉瓦塀その他の崩壊し易いものから相当へだたった所が適当である。家屋密集地で自敷地内に余地の無い場合は付近の空地が選ばれる。
大きさは一弾による被害を局限するために 20人収容を限度とし、なるべく小単位のものが分散的に配置されるべきである。構造は、座るか、腰掛けていられる程度の深さ、すなわち 1.5m 程度に穴を掘り、土質が軟弱である場合は杭と板で土留めをし、掩蓋として丸太、角材などを渡し、雨戸や板などを敷き、掘り出した土を 30~60cm 厚さに積む。以上は地下式の場合である。地下水位が著しく高い、または舗装地面であるなど、地下式にできない場合は半地下式、地上式とするが、その場合の側壁の厚さは、土嚢などにより土を用いた場合は 1m 以上、煉瓦、石その他の場合は 50cm 以上を標準とする。
入り口は弾片、崩壊物の飛散物、爆風などが直接、侵入しないように防護塀を設けたり、入り口を屈曲させたりする。入り口に厚い板戸を設ければ爆風をある程度阻止し、雨水の浸入を防止することができるとされ、防毒幕を二重以上適当に取り付ければ防毒の効果も期待できようといわれた。壕内への雨水の流入の防止、また排水については特段の注意を払い、床は板敷きまたは砂利敷きにするなど、水でぬかるまないように心がける。壕内に木または土嚢などで腰掛けを設ければ便利である。
防空壕を造る材料としては次のようなものが必要であった。丸太、押角、古い角材その他(柱、杭、梁材として)、板、古い雨戸、アンペラ、筵、砂利その他(天井、壁、床の材料として)、釘、鎹(かすがい)、針金、縄その他(緊結の材として)。また、側壁、天井を土嚢、土箱などを積んで造る場合は布袋、俵(たわら)、叺(かます)、箱、籠などが必要であり、構築用具として、鍬(くわ)、シャベル、畚(もっこ)が必要であった。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
防空壕とはミサイルなどの攻撃から避難するために地下に造られた施設です。
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